鲁虺日本古語辞典
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しるし

しるし 名詞(一)

【標・印・証】

目じるし。

出典徒然草 一八三

「人つく牛をば角を切り、人くふ馬をば耳を切りて、そのしるしとす」

[訳] 人を刺し通す牛はその角を切り、人に食いつく馬はその耳を切って、その目じるしとする。

墓。

出典定家 謡曲

「これはいかなる人のしるしにて候ふぞ」

[訳] これはどのような人の墓なのですか。

合図。

出典大鏡 師輔

「かかるしるしを見せ給(たま)はずは、いかでか見奉り給ふらむとも知らまし」

[訳] このような合図をなさらなかったならば、(斎院が宮たちを)お見申し上げなさっていらっしゃるだろうと、どうしてわかろうか、いや、わからないだろう。

証拠。

出典源氏物語 桐壺

「亡き人の住みか尋ね出(い)でたりけむしるしの釵(かんざし)ならましかば」

[訳] 亡くなった人の住みかを捜し出してきたという証拠のかんざしであったとしたら(うれしいのに)。

(二)

【徴・験】

前兆。兆し。

出典徒然草 五〇

「かの鬼の虚言(そらごと)は、このしるしを示すなりけり」

[訳] あの鬼についてのうその話は、この(人々が病気になるという)前兆を示すものだったのだ。

霊験。ご利益。

出典更級日記 夫の死

「稲荷(いなり)より給ふしるしの杉よ」

[訳] お稲荷様から下さる霊験の(ある)杉だよ。

効果。かい。

出典万葉集 三三八

「しるしなき物を思はずは一坏(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあるらし」

[訳] ⇒しるしなき…。

(三)

【璽】神璽(しんじ)。▽三種の神器のうち、八尺瓊(やさかに)の曲玉(まがたま)。

出典平家物語 一一・内侍所都入

「内侍所(ないしどころ)・しるしの御箱、太政官(だいじやうぐわん)の庁へ入らせ給ふ」

[訳] (内侍所に安置している)神鏡と神璽の御箱が、太政官の庁にお入りになられる。

しる・し 【著し】 形容詞 ク活用活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}

はっきりわかる。明白である。

出典源氏物語 若紫

「いといたうやつれ給(たま)へれど、しるき御さまなれば」

[訳] たいそうひどく目立たなくなっていらっしゃるが、(普通の人ではないことは)はっきりわかるごようすなので。

〔「…もしるし」の形で〕まさにそのとおりだ。予想どおりだ。

出典方丈記 

「世の乱るる瑞相(ずいさう)とか聞けるもしるく」

[訳] 世の中が乱れる前兆だとか聞いたのも、まさにそのとおりで。