鲁虺日本古語辞典
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たびにやんで

たびにやんで… 分類俳句

「旅に病(や)んで夢は枯れ野をかけ廻(めぐ)る」

出典笈日記 俳文・芭蕉(ばせう)

[訳] 旅の途中で病に倒れ床に伏しているが、風雅の心はなお断ちがたく、夢はひとりさびしい冬枯れの野をかけめぐってやまない。

鑑賞

元禄(げんろく)七年(一六九四)十月八日、死の四日前の吟。芭蕉(ばしよう)は、大坂の蕉門の人々に招かれての旅で発病し、ついに旅先で死を迎えた。この句は看病中の門人呑舟(どんしゆう)に書きとらせ、「病中吟」と前書きを置くように指示したもので、芭蕉最後の句であるが辞世の句ではない。重い病の床にありながら、なお「夢」をかけめぐらせるところに、つねに漂泊に身をおき、風雅の心(=俳諧(はいかい)の精神)を求め続けた芭蕉の、執念の感じられる句である。季語は「枯れ野」で、季は冬。